外をきれいにすることが、習慣のようになっています。

最近、 マイブームというほどではありませんが、私は家の外を掃除するようにしています。
朝になったら、私は玄関口から掃き出していって、家の外や道路の内側を掃いています。
合わせて、道路の割れ目やカーポートの入り口などに生えてきた雑草(こんなことを書くと、昭和天皇に叱られるでしょうか)を抜いたりしています。
時には、猫の額のような小さな庭の雑草を抜いたり、いつのまにか落ちている小枝を拾ったりすることもあります。
雨が降っている日以外、家の外や庭を掃除する習慣は、ここ数週間ずっと続いています。
この習慣が始まったきっかけは、家族の入院でした。

お医者さんは、私たちに何事もなければ、2週間程度で退院できるとおっしゃいました。
家族が家に戻ってきた時に、家が汚くてガッカリすることがないように、せめて家の外だけでもきれいにしようと思ったのです。
毎日のように外を掃き、雑草を抜いていると、道路の見た目が徐々にきれいな感じになってきました。
余談ですが、上の家々から舞ってくる落ち葉が結構凄まじくて、せっかく掃除したのに、落ち葉がたくさんやってきて、落胆することもありました。
掃除をした後、風が吹くと、いっぱい落ち葉が集まってくるのです。
積雪が多いところの方ならすぐわかっていただけると思いますが、雪かきをして、ふと後ろを振り返ると、たくさんの雪がある…それに似たようなことが毎日のようにありました。

以前の私なら、頭にきていると思います。家で文句を言っていたよ思います。
不思議なことに、私に掃除をする習慣がついてから、上からやってくる落ち葉を見ても、笑い話にできるくらいになっていました。寛大になっている自分に驚いています。
家族もこの状況を笑っていて、逆に落ち葉のおかげで笑っていることが増えた感じです。
掃除をする習慣は、物事が続かない私にしては結構続いていて、自分でもびっくりしています。
何と言っても、きれいになった家の外を見ていると気分が清々しくなってきました。
そして、朝から頑張っていこうという気になりました。
不思議なくらい、元気になります。

他にも良いことがありました。掃除している間に、徐々に変化する季節の様子を味わっていけるのです。風情だけでなく、団地の様子を小さな単位で確認することもできるようになりました。

私をちょっとずつ変えていった、家の外をきれいにする習慣は、家族は無事退院した今も続いています。
この習慣が今も続いているのは、きれいになった家の外を見ると気持ちが良いのと、家族からの「ありがとう」という言葉があるからだと思っています。
見た目がきれいになると、気持ちが変わってくることがわかった私は、家の内側もきれいにしていこうと思っています。
あと、ありがとうと言われると、人間やる気が出るものだなと感じます。
家の外を掃除することで、気持ちが変化した私は、家全体をも気にかけるようにしようと思うようになりました。
上の家からやってきた枯れ葉を火箸で片付けていったように、家の中に置いたままになっている、いらないものも一緒にぼちぼち片付けていこうと考えました。
私ができることは小さくて、そして限られています。それでも、見た感じもこころも良い方向へ変わっていけることがよくわかりました。
これからも、無理しない程度に家のことを目にかけ、きれいにしていこうと思いました。

いずれはリフォームするかもしれない我が家です。その前には、常日頃、家を見つめて、全体の姿から隅まで見ていくつもりです。
リフォームする前に家をどうしたら良いか、考えながらも、家の内外をきれいにしていきたい思っています。
家の前に舞う花びらや枯れ葉、雪を片付けながら、考えていこうと思います。

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