小さいころからの憧れのスーパーカー

私の小さなころからのあこがれの車はホンダの最上級スポーツカーであるNSXです。小学生のころ町中を走り抜けていった一台のスポーツカーそれがNSXでした。かっこいいフォルム・迫力のあるマフラーサウンドすべてに魅了されその瞬間からNSXの虜になってしまいました。母親にねだりNSXのミニカーやラジコン・雑誌などを買ってもらっては1日中それらで遊んだり読んだりと小さなころの私の日課でした。うちにある車を乗り換えることになったときに父親にNSXを希望しましたが800万円以上もする高級車で2ドア・2シーターのこの車は両親と私・妹の4人家族の我が家には全く実用性のない車でしたので結局、我が家で購入した車はステップワゴンでした。

子供でしたのでお金のことは全く分からず駄々をこねましたがいつか大人になったら憧れのNSXを手に入れてやろうと野望を燃やしていました。その野望は一度たりとも揺らいだことはなく、NSXがとんでもなく高い車だと知ってからは毎年のお年玉には一切、手をつけずお手伝いをしてもらったお駄賃や毎月のおこずかいのほとんども貯金していました。高校生になってからはスーパーでのバイトをはじめ確実に貯金を増やしていきました。3年間で250万円の貯金とちいさい頃から貯めていたお金約20万円まで貯めましたがまだまだ夢には届きませんでしたが高校を卒業し中古車販売店への就職が決まり毎日バリバリ働き貯金を殖やしていきました。

ちょうどそんなときにオークション会場で程度のいいNSXが出品されていました。ボディーカラーは小さい時に初めて見た赤とルーフブラックのツートン、無駄な改造はせず車高調で軽いローダウンをしただけのフルノーマル車で走行は何と26000キロのワンオーナー者でした。平成5年の車両でこれだけの出物はないと思い入札に参加、やはり競争率が激しく値段は見る見るうちに上げりましたが何とか競り勝つことができました。
530万円という高額でしたが長年ためていた600万円を思い切って使いついに念願のNSXオーナーになりました。走行も少ないしまだまだ現役で何十年も走れそうなのでこれから何十年も私の相棒として長い付き合いをしていきたいと思います。

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