脱!あがり症、口下手を目指して!

最近お仕事で、人前で話すことが多くなってきました。もともと話すより聞くことが好きな私にとって、とても難しくプレッシャーになったりします。普段、楽しくおしゃべりしている人の話術を盗もうと必死になったり、テレビの芸人さんを食い入るようにみたり……。
皆さんも、人前で話すとき、緊張しませんか?慣れている人がうらやましいなあ、なんて思いませんか?
話術に長けた人って、話下手の人とどう違うんでしょうか?いろいろ研究すると、少しだけ、分かった気がします。
まず、「雰囲気が明るい人」。なんだか楽しそうに話しているからこちらも「うんうん」と笑顔で聞いてしまうこと。そして「よく声が通ること」、これも特徴にありますよね。聞く姿勢を相手に作らせるし、何を言っているのかがわかりますもの。最後に「笑うこと。笑顔」これも大切ですよね。誘い笑いだって大きな武器になるなあと芸人さんを見て思っています。あ、笑うところなんだって。(笑)

では、私を含めた口下手さんはどうでしょう?緊張して顔がこわばっていたり、「どうせ面白くないから」と暗めな雰囲気や悲壮感を漂わせていたり、自身がないから小さな声で話したり、焦ってどもったり。結構ありがちです。そこで、脱、あがり症を目指して少しずつ場慣れをしていこうと決心しました。まずは「どうなってもいいや」という精神で初めてのプレゼンに挑みました。今までは人前で話すとき相手のアクションが気になってしまい、起こりもしないことを妄想してはパニックになっていましたが、「どうなってもいいや」と思うことで結構吹っ切れるものがありました。第一の成果としては「自分の言いたいことは言えた」ことです。相手を気にして、相手の欲しい言葉を探しながら話すと聴いている人も「ん?何の話?」となってしまうことがありました。まずは自分の主張を明確に伝え、無駄な蛇足を省きました。次に、「相手のリアクションを見てみる」。これは結構プレッシャーを感じるものでした。相手のリアクションが怖くて、あがり症になったといっても過言ではないですが、これを越えなければ次にはいけないと考えたのです。

実際に見てみると、退屈そうにしていたり、聞いていなかったり、揚げ足をとろうとしたり、キラキラした目で聴いてくれていたりと様々でした。
そこで第二の成果は「聞き手を意識しながら話す」ことです。相手の状況が見えた、ということは意識するところまでたどり着くことができました。そんなの当たり前だと思う方は話術に長けた人で、当たり前ではないのです。そして、次なる目標は「前回退屈そうにしていた人が一瞬でも耳を傾ける」ということです。つまらないのは何故か?「相手に共感することがない」「話し方に抑揚がない」「興味がわかない」……。など、様々な理由があります。

プレゼンにおいて相手の欲しい情報を与えていられるかを再確認してみました。そして、まずは「掴み」が大事だとテレビの芸人さんが仰っていたので「あるあるネタ」や「プレゼンに入る前に導入の挨拶を考える」ことを探してみました。そして抑揚。マシンガントークだと、一定で速すぎてなんにも入ってきません。ゆっくりすぎても飽きてしまいます。緩急をつけることを意識して話すことをしてみました。少し間を多くとると、つまらなそうにペンを回していた人が一瞬こっちの様子を窺ってきたのです。初めてプレゼン中に目を合わすことができました。目が合うとにっこりと笑い目を逸らさずに話続けると、相手は「自分に話してくれてる」と思ってくれたのか、最後までこちらを向いてくれました。話す内容も工夫をし、話し方を少し意識するだけで、聞き手の姿勢が大いに変わるところを見られたのは私にとって大きな収穫でした。これからも研究して、話術が長けた人、まではいかなくても「聞きたい」と思ってくれる人が増えることを目指して場慣れに力をいれていこうと思っています。口下手な皆さん、一緒に頑張っていきましょう!

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