2016年04月 一覧

生まれて初めてのインフルエンザ

先日、生まれて初めてインフルエンザにかかってしまいました。B型です。

初めは、少し微熱でのどの痛み、頭痛、咳があったので、風邪をひいてしまったかなと思い風邪薬を飲んで様子を見ていました。そして、週末念のためかかりつけのお医者さんへ行ってみたんです。

「一応検査しましょうか」と言われ、鼻にあの検査の棒を突っ込まれ、結果を待っていました。
周りの患者さんを見ていると、恐らくインフルエンザか風邪か・・・。うつされたら嫌だな、早く帰りたいなと思っていました。すると・・・
「はーい。B型出ました。5日間安静にしててねー。」と看護師さんから宣告が・・・。

すぐに隔離され、処方箋を出され、会計を終えて病院を出されました。
余談ですが、病院で驚いたことがひとつ。看護師さんたちは誰もマスクを付けていなかったことです。毎日毎日患者さんの対応をして、もう抗体なんかが出来ているんでしょうか・・・。

病院を出たその足で、最寄りの調剤薬局へ行きました。そこでももちろん隔離され、薬を処方されるのを待っていました。しばらくして薬剤師さんが持ってきて下さったのは、イナビルと言う吸引式の粉薬でした。噂には聞いていましたが、見るのは初めてです。もちろん吸うのも。

薬剤師さんが丁寧に説明して下さって、吸い込むのもきちんと見届けて下さいました。
イナビルは、タミフルなどの飲み薬と違い、一回の吸引でおしまいなのです。便利ですね。
しかし吸い込めと言われても、その薬がきちんと気管や肺まで届いているのか。少し不安でしたが薬剤師さんからはOKをもらいました。
その薬剤師さんはマスクをされていましたが、「私ももうインフルエンザとか全然なりませんね」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。医療従事者の方には頭が下がります。

さて、帰宅してからももちろん隔離です。自室にこもり、食事を持ってきてもらう生活が5日間続きました。
トイレも他の家族が廊下に出ていない隙を狙って。お風呂も家族が寝てしまってから。食事もドアの隙間から渡さる。
インフルエンザになった私が一番悪いのですが、これはかなり悲しかったです。
その甲斐あって、家族には誰もうつりませんでしたが。

人生で初めてかかったインフルエンザ。どれだけつらい思いをするのだろうとおびえていましたが、実際はかなり楽でした。事前に予防接種をしていたためか熱も微熱どまりで、食欲も普通にあり、正直とても元気でした。
寝ていたのは一日くらいで、あとはパソコンの仕事などしていたくらいです。
B型自体、A型に比べて症状が軽いとあとで聞きましたが、本当に体は楽でした。
しかし、ウイルスが体に残っているので外出はできませんし、もちろん仕事にはいけません。
それがとてももどかしかったです。仕事に十分行ける状態だったのに、部屋の中にこもらなければなりません。
突然仕事に穴をあけてしまい、他の方に迷惑をかけてしまったことは本当に申し訳なく、情けなかったです。
また、インフルエンザだと分かるまでは普通に仕事に行っていたので、他の方々にうつしていないか、それもかなり心配でした。幸い、私以外インフルエンザにかかった人は職場にはいませんでした。

今年は暖かい日が多く、インフルエンザの流行も遅れて3月中旬以降までずれこんだそうです。
それに見事に当たってしまいました。
外出するときはマスクをして、外から戻ったらうがいと手洗いはかかしませんでした。しかしかかるときにはかかってしまうんですね。
もうインフルエンザの流行は終わったと思いますが、一度経験してしまうともう来年が怖くなってしまいました。
出来るだけ防御をして、来年は無事に過ごしたいです。


整形外科でヘルニアのリハビリ

私は今から3年ほど前まで柔道整復師として愛知県の整形外科でリハビリ業務に携わっていました。現在では接骨院で勤務しております。そちらの整形外科ではたくさんのヘルニアの患者さんが通院されていました。ヘルニアと言いましても腰のヘルニアや首のヘルニアやいろいろな種類のヘルニアがあります。腰のヘルニアは腰椎椎間板ヘルニアというのが正式な病名です。腰椎椎間板ヘルニアとは腰の骨と骨の間にある椎間板という軟骨の中から髄核という組織が外に飛び出し、それが神経を圧迫し腰の痛みや下半身の痺れなどの神経症状を伴う病気です。私がリハビリ業務でこの腰椎椎間板ヘルニアの患者さんを担当した経験を記載していきます。

こちらの整形外科ではまず院長の診察を受け問診や徒手検査をした後レントゲン撮影を行います。そして再度レントゲンの結果を院長が説明します。腰の骨と骨の間の間隔が狭かったりすると椎間板が圧迫され髄核が飛び出ている可能性が示唆されるのでヘルニアと診断される場合があります。ですが実際には髄核が神経を圧迫しているかはMRIという画像検査を行わないと確定出来ません。ここの院ではMRIは当日予約を取り後日行います。MRI検査は検査時間が長く当日は予約で埋まっているからです。

治療についてですが大きく分けて治療には手術とリハビリをしながら症状緩和を目指す保存療法があります。ここの院ではほとんどの患者さんがリハビリを受けておられました。リハビリの内容は牽引治療、電気治療、運動療法が主な物でした。牽引治療とは専用の牽引治療器で腰の骨と骨の間を広げる治療です。これにより椎間板にかかる圧力を減らすことが目的です。電気治療とは患部の周囲の筋肉に電気を流すことで、筋肉を動かし血流循環の改善を促し過緊張による痛みの軽減を目的とします。運動療法は運動をする事で関節の柔軟性を出したり筋力強化し腰の負担を軽減する事を目的とします。いずれの治療も適切に行えば効果のある治療で手術しなくても症状の緩和する患者さんはたくさんいました。症状が重く辛い思いをしている方はたくさんおられると思いますが、諦めず治療していただきたいと思います。